コペル君

末っ子ちゃんが、めんどくせぇ~とかそんな奴、とか言いながら何やらブツブツブツブツ。

「それって、もしかしてコペル君じゃない??」

「なんで知っとるん??」とかなり驚いた顔で聞き返してきましたが、大当たり。

「あ~中学校の道徳では外せない教材だよ、それ。かぁさんたちもやったやった。へ~まだやっぱり使ってるんだ。懐かしいなぁ。」

本をちゃんと読んだわけではなく、授業で取り上げられた部分だけしか知らないのですが

やたらと中学時代の思い出がはっきりと残っている私ですが、特にこのコペル君という名前が印象的で、忘れられないでいたんです。

何が正しいの?誰が正しいの?それは責められるべきことなの?もしも私だったら、もしも反対の立場だったら、人ってなんなの?みたいなことをとてもリアルに考えさせられた記憶があるんです。

なんと末っ子ちゃんは全員購入だったらしく、本を持っているではありませんか~!

ということで、まだ読み始めたばかりではありますが

コペル君がなぜコペル君と呼ばれるようになったのか、へ~~~ッて何十年かぶりに解って、今度の同窓会で知ったかぶって言ってみよ~って今から目論んでいます笑

って、コペル君を知らない人にはなんのこっちゃ、でしょうけれど10代のうちにちゃんともっと読んでおけばよかった、とすごくすごく思う一冊です。

そして子どもたちにも、ちゃんと読んで欲しい一冊です。末っ子ちゃんはきっと途中までしか読んでいません。

二十歳になってしまったけれど、娘にも送ってやろうと思います。

読みなさい、なんて言ってもはい、なんて素直に読むとは思えませんし、はいって言われてもそれはそれで心配ですが^^;長男君にもなんとか読んでもらえるように、手立てを考えようと思います。

『君たちはどう生きるか』吉野源三郎

秋の夜長、ようやく本などを読めるようになりました。皆さんはどんな夜をお過ごしでしょう。



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