8月6日

8月6日 午前8時15分

広島県民にとって、特別な日。深く胸に刻まれた決して忘れることのない数字です。

しかしながら、同じ日本にであっても他県で育った人にとっては、勿論原爆のことは知っているでしょうし、日時も存知の方も多数おられますが

広島県人ほどの認識や想いは、そこまでは無いのが現状のようです。

それは一つには教育の差、もあると思います。小学校で毎年学びましたし、8月6日は登校日でした。

ラジオ体操が自然と身についているように、幼いころからの体験の積み重ねや、学校で受けた教育や社会見学などがあったからこそ、という面もあると思います。

広島県民しか知らないであろう、原爆に関する歌も学校で歌っていましたが、今でもちゃんと歌えます。

歌えることがいいことだ、ということではなく、改めて幼少期の教育は深く刻まれ、根っこを作る本当に大事なことなのだと、強く強く感じます。

ただ、県内でも8月6日が登校日という学校も、今では随分減っているのではないでしょうか。

学ぶということ、教えるということ、教えることは難しくても伝えること、話して聞かせることは、学校でなくても出来ることです。

戦争に関する書籍や絵本も沢山あります。展示会や展覧会、お話を聴く会など、多数企画されています。

そこへ足を運ぶ、本を手に取り読んでやる、それらは学校は勿論のこと親や大人の役目でもあるかと。

戦後79年が過ぎ、原爆を実際に体験した方々が、年々減っていくのは必然です。そのことへの取り組みも、広島では進んでいます。

未だに戦争が実際に起こっているというまぎれもない事実。

世界で初めて核爆弾が投下された8月6日を

他所事ではなく、自分に置き換えて自分の家族を思い浮かべる日に、世界中がなりますように、と祈らずにはいられません。


 

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