つづき
貴重な体験の、続きですが
気が付いてしまったら、やはり正面にそのまま居座るのも憚られ、「どうぞどうぞ」とは言いませんがそのままお辞儀をするような形で頭を低くしながら場所を移動しましたら
これまた「ありがとう」 と声にはされませんが、その気持ちを十二分に表してくださる本当に優しく美しい笑顔と会釈で正面に回られ
説明をされていたお付きの人か美術館の方が、小さな声で「恐れ入ります。ありがとうございます。」とすれ違う際に頭を下げてくださいましてね
そのつもりで、周りをぐるり見渡せば、おぉきっとSPの方だわ、とか、パンツスーツの女性の方とか、
美術館や明治神宮関係者であろう袴姿のかたが、点在しているではありませんか。
でも決して、いかにも大勢で見張ってますでもなく、たまたま来場していた我々のような一般のお客さんも、なんとなく気がつきながらも、邪魔にならないよう
距離を適度に取りながら、でもやっぱり気になるので、中央のドレスを見ています風にしながら様子を伺ってみたり 笑
でも、決して誰も騒がず、ちゃんとそれぞれが思いやっている空気感が、日本人ならではだなぁ、となんだか誇らしくなりましたし
なんの予告も、人払いがあるわけでもなく、なるべく迷惑をかけないように自然に溶け込んでおられる姿に、感動せずにはいられませんでした。
そして、入った時はザックリとしか見なかった年表も今一度ゆっくり見たくなり
ジックリ読めば、なるほどいろんなことがわかったり、疑問になったり、もっと知りたくなったり。
付け焼刃とはいえ多少の知識が入ると、目にする全てがより一層神々しく、肖像画も違って見えてくるのですから、不思議ですね。
あとから、昭憲皇太后百十年祭ということで、両陛下はじめ皇族の方々が参拝なさっている時期であることを知り
例え、園遊会にご招待いただけるような素晴らしい行いをしたとしても、この距離で皇族の方にお目にはかかれないであろう奇跡に出会えたことに
感謝、感謝です。
そう、そして、明治天皇の奥様昭憲皇太后は、本当に小柄だったんだ!!ってドレスを見てびっくりしました。
近くだとかえって行かないもの、とは知っていますが、東京にいる方々、いつでも行けると思っていたら、あっという間に年寄りになってますよ 笑
明治神宮界隈は今再開発で、色々問題にもなっていますよね。新幹線代かからないのですから、是非ともこれからいい季節、森林浴がてら、是非行ってみてください^^
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