甥っ子の結婚式にて
週末は、甥っ子の結婚式へ。
幼稚園にあがる直前、まだ3歳の時に母親が癌で亡くなり、入院中も、お葬式の最中も、それまで何も母親について言わなかった甥っ子が
火葬場から帰る車で初めて大叔母の膝に抱かれたまま「かぁさんは??」って大きな瞳で見上げるようにして一度だけ尋ねてから26年。
それ以来も、特に母親について聞かれることもありませんでしたし、聞くことそのものが、こちらもとても怖かったんです。
でも、色々伝えてやりたいことや、どんなに愛されていたかを話してやりたかったけれど、男の子にどんなタイミングでどんな風に話してやるのが正解なのか
わからないまま月日は流れ、大学は遠く離れた北海道へ、そして東京で就職して海外勤務になったりと
たまに会うお正月やお盆に、思い出話としてやエピソードチックな話にはなっても、面と向かってゆっくり話してやることが出来ないでいました。
血が濃ければ濃いほど、話せないこと聞けないことって、案外多いものですよね。
でも結婚が決まって、なんだかやっと話してもいいよな、聞いてもいいよな、って思えるようになり、招待状のメッセージに、いろんなこと書きました。
当日のお祝いの包み中に、姉の文字で「プレママ、プレパパがんばって」と当時初めての妊婦だった私宛にくれた年賀状を挟んでおきました。
実家のどこかにはあるはず、なんですが、きっと手元には母親の写真もあまり持っていないだろうな、と。
幼稚園のジャングルジムの上で、癌が見つかる前の甥っ子家族4人で写った最後の年賀状です。
あと数年もすれば、そんな写真が撮れるようになっているといいなぁ。の願いも込めて。
最後の挨拶では、私たちや親戚に向けた気持ちとお礼をちゃんと伝えてくれました。
大学で実家を離れるまでの15年間、ご飯とそしてお弁当も毎日作り続けてくれた父親への感謝と尊敬の気持ちも披露してくれました。
苦労って、一瞬で報われるものですね、ほんとに!!
義兄のなんと嬉しく晴れやかな表情だったこと!!
東京にいる娘婿殿が探してくれたオサレなお店で、勿論娘婿殿も一緒に、とっても幸せな気持ちで、更に美味しいお酒をいただいたんですけどね
天国にいっちゃった人たちも増えましたけど、新しく加わってくれる人たちがこうやっていることって、有り難いよなぁ・・・と。
次は、おじいちゃんの法事だね~っていいながら、みんな各地へ戻っていきました。
あ~楽しかった!!!!嬉しかった!!!!!
お姉ちゃん、あなたの息子はあんなにも沢山の友達をちゃ~~んと作っていたんですねぇ!あんなにも堂々とスピーチができる人になってたんですねぇ!!
あちらの世界もきっとみんな、鼻高々!!楽しい時間だったことでしょうね^^おめでとうございました♪
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