YOUR SONG

家族葬、って言葉がコロナ禍で益々加速して浸透していき、言葉だけでなく実際に一緒に暮らしていた家族だけで

親戚すら参列しない式が驚くほど増えましたけど

先日、それこそ会場に入りきれないほどの大勢のお見送りの中のお葬式がありまして、喪主である奥様が

「生前私は家族だけで、こじんまりと送られたいと言ったら、僕は、賑やかに送ってほしい!!と言っていたので

こんなにも沢山集まってくださって、本当に喜んでいるとおもいます。皆さま本当にありがとうございます。」

と、涙をこらえながら話してくださいました。

まだまだ信じ難く、喪失感に襲われる日々を送っていることは間違いないのですが、

亡き人の希望を、一つでも叶えられたことは、おおきなグリーフのひとつになるであろう、と思いたいです。

お花を入れる時の曲は、結婚式でご主人が歌い、奥様がピアノを弾かれた曲でした。

帰ってすぐ、「私はお花を入れる時、明日に架ける橋にしてね。」って頼んでおきました。

エンディングノートまではなかなか手が出せないかと思いますけど、

小さなリクエストを、時々にお互い言っておくことも、大事なことと思います。

すぐに忘れてしまう、日常の当たり前が、どんなに奇跡の積み重ねかを、思いださせてくれる時は

誰かの深い深い哀しみの時、という・・・・・

どうぞ、皆さんも今日という日を大切に、今できることは、今のうちに、お過ごしくださいね。

 



 

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