3月11日に心寄せて

13年目の3月11日。

この日が近づくと、今でもなんとなく心落ち着かないような、なにかと日付や時間を確認作業する自分がいます。

昨日は丁度デパートの地下売り場にいたのですが、店内放送で東北大震災のアナウンスが流れ「黙とう」の言葉と同時に音楽が止まりました。

黙とうしていたので、どれくらいの人がそのアナウンスに気が付いたのか、どれくらいの人が黙とうしていたのかは分かりません。

店内のアナウンスは、よっぽど誰か迷子になったり何か困りごとが無いと耳を澄ませて聞いている情報ではないので

正直、気が付かなかった人の方が多いのではないかと思います。実際普通に売り場の声や説明する声が響いていました。

デパート側の人も接客が一番大事ですから、尋ねられている途中に遮って黙とうするわけにはいかないでしょう。

でも、デパートでちゃんとその時間に放送が流されたことは、とてもなんだか嬉しいというか、よかったな、って思いました。

そして私は、震災の日に夜の11時過ぎまで横浜のホテルで一緒に行列に前後で並んでいた女性と13回目の3月11日のやり取りをしました。

「福山でこんな事件あったみたいだから、気を付けてくださいね」、というメッセージもありました。「あれ以来福山と聞くと気になって」、と。

心寄せてもらっているな、と、とても嬉しくなります。

誰かを思い出す。何かを思い出す。そこに心を寄せる、というそのことを大切にし続けていけたなら、争いももっと減っていくはずなんですけど、ね。


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