金魚
長男が嬉しそうに持って帰ってきた金魚。 三原の神明さんと呼ばれるお祭りで、長男が金魚すくいをしたのが2週間ほど前。 長女と二人だけで、電車に乗って出かけました。三原駅にはおじいちゃんと従兄弟がお出迎え。 冬場のお祭りに金魚すくいがあることにもびっくりしましたが、更に驚いたのは大きな出目金を持って帰ってきたから! 「すごい!こんなのすくえたの?」 「うん、だって、破れんアミじゃもん!」と自信満々。 「破れんって、どういうこと?」 「あのさー、せみとか採るじゃん、あんなみたいで小さいやつ。」 「え~っ普通の網ですくうの?で、それにいくら使ったの?」 「たしか~・・・・500円!」 姉によると、金魚すくいがありまして、普通のすくうのだと200円で丈夫な紙、というのだと300円、絶対破れない(破れるはずがない)網だと500円。 500円払ったら小さいの3匹と大きいの1匹か、小さいのを6匹すくわせてもらえるんだとか。 金魚すくいの醍醐味を味わうことなく、確実に欲しいものを手に入れる道を選ぶなんて、まあ長男らしいといえば長男らしいんですけど・・・ でも、もう少しチャレンジ精神というか、楽しむ余裕が彼には・・・・イエイエそれがあの子なんですから、あまりアレコレ期待したり注文をつけないでいてやりましょう。 で、その金魚ちゃんが二日前に一匹死んでしまい、もう一匹もユラリユラリ。 慌てて別の容器に入れて、本当に効くのかどうかはわかりませんが塩を少し入れてやりました。 すると見事に復活!しかけましたが、やはり昨日死んでしまいました。 そうこうしていると出目金も最後の小さい金魚も動きが鈍くなりました。 やはり何か悪い菌か何かがついてしまったのでしょうね。 小さな命ですが、ひとつの命。 最期、横になっているのに時折目をクリクリッと動かし、かすかにえらを動かしている様子は、本当に辛いものがありました。 子どもたちみんなが帰ってきたら、お墓を作ってやりましょう。子どもが覚えたお経も役に立ちそうです。